関西空港では、開港以来30年にわたり安全を確保するために続けられている工事がある。今月15日、乗客が少なくなった深夜に工事業者が集まった。ビルを支える柱のジャッキアップの工事をこれから8か月かけ600本以上実施していくという。なぜこのような工事を行うのか、岡田マネージャーは「関空島内は地盤が沈下している、建物に影響がでないように柱を持ち上げている」と話した。関西空港は大阪湾の沖合5キロを埋め立てて建設された。海底には柔らかい粘土と砂の層が深さ400メートルにわたっており、地盤改良できたのは一部に留まった。その影響で地盤沈下が進み滑走路が大きく歪んだ時期もあった。
関西空港で開港以来30年にわたり安全を確保するために続けられている工事について。地盤沈下の影響で第1ターミナルビルは開港から30年で約4メートル沈んだ。場所によって沈む量が事なるため必要に応じて柱を上げ安全を確保してきた。ただ、長年のジャッキアップにより壁も上がり、手の届かない位置までコンセントが上がってしまうといったことも。岡田マネージャーは「調整なども大変だが、この作業がないと運用が続かない」とした。海上空港の宿命とも言われる対策工事は当面続くことになる。
関西空港で開港以来30年にわたり安全を確保するために続けられている工事について。地盤沈下の影響で第1ターミナルビルは開港から30年で約4メートル沈んだ。場所によって沈む量が事なるため必要に応じて柱を上げ安全を確保してきた。ただ、長年のジャッキアップにより壁も上がり、手の届かない位置までコンセントが上がってしまうといったことも。岡田マネージャーは「調整なども大変だが、この作業がないと運用が続かない」とした。海上空港の宿命とも言われる対策工事は当面続くことになる。