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「防災科学技術研究所」 のテレビ露出情報

石川・輪島市にある能登半島地震で横倒しになった7階建てのビル。隣にある木造の店舗を兼ねた住宅が巻き込まれ、2人が死亡した。地震からまもなく8か月が経つが、ビルは今も残されたままとなっている。能登半島地震の直後から現地に入り、原因を調べている東京工業大学・田村修次教授。これまで地震によるビルの倒壊は、主に建物の柱や梁などが壊れることで起きてきた。ところが輪島のビルは建物そのものにはそれほど大きな損傷がなく、横倒しになっていた。田村教授は「おそらく杭(基礎)または地盤に大きな問題が生じたと考えられる」などと語った。
建物の基礎や建築設計の専門家と共に倒れた原因を検証。研究者が注目したのは、地中にある建物を支える基礎。東京理科大学・寺本隆幸名誉教授によると「標準的な工法の“杭基礎”」とのこと。杭基礎とは、軟弱な地盤に建物をつくるために用いられるもので、強度の高いコンクリートなどで作られた杭を硬い地盤まで打ち込むなどして建物の重さを支える。杭基礎の耐震設計は2001年に明確に義務化されたが、輪島のビルはそれ以前の1970年代に建てられたものだった。関係者の証言や現場の写真などからビルの構造を再現し、観測された揺れで被害をシミュレーションすると杭に異変が生じた可能性が見えてきた。専門家は「杭基礎が壊れたことで横倒しになった可能性が高い」と分析した。
地盤災害に詳しい防災科学技術研究所・先名重樹氏は「こうした被害が全国でも起きうるのか検証する必要がある」と指摘する。輪島で横倒しになったビルが建っていたのは、川が運んできた砂や泥などが堆積した”超軟弱地盤”だった。硬い地盤と比べて揺れを何倍にも増幅する性質があり、基礎や建物が思わぬダメージを受ける恐れがあるという。軟弱な地盤は、南海トラフ巨大地震で被害が想定されている大阪や名古屋、首都直下地震が懸念される東京にも広がっている。先名氏は「まずリスクを知ってもらうことが大事」などと語った。こうした被害がなぜ起きたのか、国も調査を進めている。詳しいメカニズムを解析し、今後の対策につなげたいとしている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年6月25日放送 4:05 - 4:15 NHK総合
視点・論点(視点・論点)
線状降水帯とは列をなして発生する積乱雲の集団で、集団化すると一つ一つの積乱雲は水蒸気の3~5割雨にして降らせる。洪水や河川氾濫・土砂崩れなどあらゆる災害が発生する。避難を適切に実行するために予報精度向上が不可欠だが、線状降水帯の予報は難しいのが現状。気象学的な線状降水帯は毎年多数発生し年間で数百あるが、気象庁の定める基準の線状降水帯は数十件程度。気象庁は特に[…続きを読む]

2025年6月14日放送 11:55 - 13:30 日本テレビ
サタデーLIVE ニュース ジグザグNEWS
気象庁はさきほど東北地方でも梅雨入りしたと見られると発表。災害級の大雨からどう身を守るべきなのか。茨城県つくば市にある防災科学技術研究所は暴風雨を科学的に再現する世界最大級の降雨実験施設であり、酒井直樹室長は”こういうことは起きないだろうと思わず起きたらどうしようと考え備えることが大事”と話している。また通常、ドローンは雨や風が強い場合飛行できない弱点がある[…続きを読む]

2025年6月12日放送 14:05 - 14:50 NHK総合
列島ニュース水戸局 昼のニュース
つくば市の防災科学技術研究所にある大型降雨実験施設に新たな機能が加わった。きのうは研究所の担当者が集まった報道機関に、内部に直径2mの大型送風機を4つ設置し、最大で秒速25mの非常に強い風を再現できると説明した。その後、1時間に300ミリの雨と秒速25メートルの風が同時に再現された。研究所では今後、市民を対象にこうした実験を間近で見てもらうなどの機会を検討す[…続きを読む]

2025年4月17日放送 18:10 - 19:00 NHK総合
首都圏ネットワーク(ニュース)
防災科学技術研究所の藤原広行研究主監のグループは、光ファイバーの中を通る光の波を解析してひずみを検出する技術を使い地震を観測する研究を進めている。気象庁などの地震計は全国に約20kmの間隔で設置されているが、光ファイバーは実現すれば観測点を5m程度まで絞り込めるとのこと。実用化に向けては今の1000倍のデータ処理などが課題で、民間企業と共同で実証実験を進める[…続きを読む]

2025年4月17日放送 7:45 - 8:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
インターネット通信などで使われている「光ファイバーケーブル」を使って、地震を観測する研究が、茨城県つくば市にある防災科学技術研究所で進められている。

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