3Dプリンターで住宅をつくるスタートアップ企業、セレンディクスでは政府との連携が始まっている。世界で紛争が続き、東アジアでも北朝鮮のミサイルの脅威が高まるなか、日本の防衛省からは建物が破壊された場合の早期復旧などに活用できるのではという意見が上がっている。セレンディクスは現在、建物をつくる期間をさらに短くする技術を開発している。これまで素材自体に混ぜ込んでいた速乾材をプリンターから出力する直前に混ぜ込むことで固まるまでの時間を40分から30秒に短縮。すべての部材を出力するまでの期間が1週間から2日間になった。日本の防衛省はこうした民間の技術を防衛分野に転用する動きを進めている。