視覚障害のある方も安心な雨音が静かになる傘を製造している大阪・阿倍野区の会社を取材。ここでは職人が全ての傘を1本1本手作りしている。この傘は外側のメッシュの生地が雨音を和らげる。開発のきっかけは視覚障害がある人からの相談で、外に出るときに雨音がきついと周りの音が聞こえず不安になるということだった。最初は見当もつかなかったが生地をもう1枚外側に貼り二重にすることを思いついた。生地を二重にする部品を新たに開発するなど試行錯誤を経て2年前ようやく販売にこぎつけた。視覚障害のある田中深雪さんは、とにかく音が大事、車や自分の距離感を測るのも音が大事になると語る。雨音が静かになる傘は、音が随分軽減されるので以前より安心して歩きやすいと話した。雨音が静かになる傘は2年で300本以上の注文を受けたという。