約10年ぶりとなる学習指導要領の改定に向けた議論が始まる。阿部文科相はきょう小中高校の学校教育の基準となる学習指導要領の改定に向けて中央教育審議会に諮問した。改定に向けた議論はおおむね10年ごとに行われていて、今回の諮問では生成AIの技術などが普及、進化する中で情報活用能力の向上を図る方策や学校での探求的な学びの実現に向け議論を望んでいる。年間の授業のコマ数のあり方なども審議を求めている。初めての試みとして子供たちに意見を直接聞き審議に内容を反映させていく方針。文部科学省は2026年度末までの改定を目指し、2030年度から新しい教育課程を順次スタートしたい考え。