テーマ:変わるBtoB企業。BtoB企業のCMが今年の上半期は去年に比べて1.5倍ほどに増えている。6月都内で阿部寛さんがBtoB企業芝浦機械にCM撮影を行った。今回が初めてCMとなる。芝浦機械は車の部品などを作る工作機械のメーカーで1938年東芝のグループ会社として出発、アジアや米国など、海外にも事業を拡大させた。しかし、2017年に東芝の経営の混乱とともにグループから離脱し社名を東芝機械から芝浦機械に変更し知名度が大きく低下した。さらにここ数年の理工系人材の獲得に頭を悩ませていた。日本経済新聞の大卒理工系の充足率では過去最低の87.4%だった。そこで坂元社長は今年初めてCMを打ち、人材難に打ち勝つ一策を講じた。坂元社長は「少子化の中技術系の優秀な人間を取りたい」とCMをうち人材難対策を講じた。初のCMの放映から1か月後、就職を検討する多くの学生の姿があった。実は坂元社長、CMをただ撮って放映するだけでなく緻密な戦略を描いていた。