アリババ通販で輸出企業の国内消費支援について木下さんは「アメリカ向け輸出が相当厳しい。アリババのような動きは自然。中国国内市場では供給過剰の問題があると理解している。今回の動きが供給過剰の国内市場を過当競争に追い込んで内需系企業の収益低下につながるリスクがある。不動産不況の中で中国企業は鉄鋼や科学は供給過剰になっていた。中国政府はそれ以外の産業に融資してくださいと融資を進めて製造設備アップグレードなどがあったが供給過剰が別の分野でもできてしまった。中国が直面する課題はこの状況をいかして国内産業をアップグレードしていけるか。それか不良債権が増えてかつての日本のような状況になるのか」などと述べた。