陸上自衛隊の第1空挺団は、上空を飛行する航空機からパラシュートで降下して侵攻された離島の奪還などの作戦を行う部隊で、毎年1月に千葉県の演習場で訓練を公開している。高度340メートル付近を飛ぶ輸送機から隊員およそ150人がパラシュートを使って次々と地上に降下すると、ヘリコプターなどの支援を受けながら拠点を確保する手順を確認していた。ことしの訓練には、米軍や英国軍のほか初めての参加となるフィリピン軍やイタリア軍など、これまでで最も多い合わせて11か国が参加。きょうはレンジャー出身の中谷防衛大臣も現地を訪れ、みずから高さ11メートルの塔から降下する訓練を体験した。