現在、約70社が備蓄米の随意契約に申し込んでいる。次の焦点は残っている2021年産の備蓄米約10万tで、小泉進次郎農水大臣によると、5kg当たりの店頭価格は税抜き1800円程度と想定されている。その上で、小泉農水大臣は21年産の備蓄米について「今まで対象とならなかった中小のスーパーや町のお米屋さんなどを対象に新たな随意契約を始める」と表明。いち早く随意契約を結んだアイリスグループは来月2日から5kg税抜き2000円で販売を予定している。購入できる量に制限を設けることを検討している。ドン・キホーテなどを運営するPPIHは販売時期は未定、「備蓄米」と表記して販売予定。ミスターマックスでは6月初旬から1000円台を目標に販売する予定で、1家族1袋の制限を設ける。カインズでは販売時期は未定だが、精米5kg2160円を想定。玄米30kgの販売も検討中。1人2袋の制限を設ける。弁護士・萩谷麻衣子は「備蓄米を全部出してしまえば、不作かつ大災害が起きた時にどうするのかという問題もある」、元衆議院議員・杉村太蔵は「小泉大臣としては政府が備蓄していた古いお米をとにかく店頭に並べようと迅速にやろうとしている。今までが安すぎたんじゃないかという生産者の声も聞いてほしい」などとコメントした。