- 出演者
- 萩谷麻衣子 大下容子 杉村太蔵 松尾由美子 久保田直子 菅原知弘 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一 駒見直音
オープニングの挨拶。
きのう、石破総理大臣、公明党・斎藤代表、立憲民主党・野田代表が国会内で会談した。年金改革法案をめぐり、3党の実務者による修正協議で大筋合意したことを受け、各党首が修正内容を最終的に確認し、その後文書に署名し正式に合意した。修正内容は、4年後の財政検証で給付水準低下見込まれたら、厚生年金の積立金を基礎年金の底上げに充てる措置を講じす。その際、厚生年金の給付水準が一時的に下がる影響を緩和する対応もとるとしている。一方で、将来的に必要となる財源の議論については先送りされた。修正案は、さきほど共同提出され、あさって衆議院を通過する見通し。元衆議院議員・杉村太蔵さんは、「最大野党が不信任案出さないというのはどういうことなのか、参議院選挙後、大連立ということもどっかで想定した動きなんじゃないか」などとコメントした。
オープニング映像。
山梨・富士吉田市の映像を映し、気象情報を伝えた。
きのう午後10時半ごろ、名古屋・東区の路上で「背中から血を流して倒れている人がいる」と通報があった。警察が駆けつけると会社役員の男性がうつぶせで倒れていて、その後病院で死亡が確認された。男性は自宅の前で倒れていて、警察は何者かに刺された可能性があるとみて殺人事件として調べている。警察は現在、愛知県東郷町で任意同行した知人の女から話を聞いていて、容疑が固まり次第、逮捕する方針。
千葉・松戸市の住宅で生後4ヶ月ほどの男児が意識のない状態で見つかり、その後死亡した。警察は「子どもを殺した」と離している母親とみられる女を逮捕した。午前1時ごろ、母親を名乗る女から「子どもを殺した、浴槽に沈めた」と通報があった。警察が駆けつけると、住宅玄関先に母親と見られる女が意識のない男児を抱えて出てきた。男児は搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺死。
全国の気象情報を伝えた。
去年6月、熊本市内で飲酒運転をしたうえ、時速70km以上のバック走行で2人の女性をはねて死傷させた事件。きのう熊本地裁は、危険運転致死傷罪の適用を認め、懲役12年の判決を言い渡した。車を運転していたの元飲食店従業員の男。女性1人が死亡、女性1人がけがをした。裁判では時速70km以上のバック走行が危険運転致死傷罪として成立するかが争点となっていた。熊本地裁は「制御困難な高速度に該当する」として危険運転致死傷罪の成立を認め、検察の求刑通りの判決を言い渡した。被告は「飲酒運転がばれるのが怖く、その場から離れたくてバックで思い切りアクセルを踏んだ」と話した。
去年6月15日午前4時過ぎ、ホストクラブに勤務していた被告は車を運転中、わずか数分で2つの事故を起こした。1つ目は接客中に缶チューハイを5~6本飲みカラオケ店に行った後、自宅に帰る途中で居眠りしてトラックに追突。被告は通報することもなく逃げ出す。時速70~74kmでバック走行。反対車線にいた2人の女声をはね死傷させたとして危険運転致死傷などの罪に問われた。亡くなった女性の父親は裁判の意見陳述で「被告人からどんな弁明をされても謝罪されても、許すことはできません」と明かした。遺族の代理人・籾倉弁護士は「適正な評価、法に従った評価が下された。被害者にとっては終わらない事件の一過程に過ぎない」とコメント。
裁判の最大の争点は、時速70kmのバック走行が危険運転に当たるのか否か。検察は「制御することが困難な高速度で走行した」と主張し、懲役12年を求刑。被告の弁護側は「バック走行については記されておらず処罰の対象とされる危険行為に含まれない」「バック走行そのものの難しさによるもので速度ではない」と主張していた。裁判官は「後退進行を除外する合理的な理由は見いだせない」「速度が早すぎて車線を逸脱した」とし、制御困難な高速度にあり危険運転致死傷罪が成立と判断、懲役12年の判決を言い渡した。萩谷麻衣子弁護士は「過去の裁判例でドリフト走行で事故を起こしたことは、条文にドリフト走行が含まれていないため危険運転致死傷罪が適用できないと判断したことはあった。国民の多くが危険運転だと思う、国民の意に沿うような改正にして欲しい」とコメント。
韓国の前大統領夫人に高級品を贈るなどした疑いで、韓国の検察は旧統一教会のハンハクチャ総裁を出国禁止処分とした。日本では解散命令が出されている一方で、韓国に巨大な教団施設を完成させている。
「広島発祥・エスキーテニス・スポーツで伝える平和への願い」「イラン人監督カンヌ最高賞受賞・逮捕・収監を乗りこえての栄冠」。
イラン人のジャファル・パナヒ監督が、イラン政府から映画制作を禁止され圧力を受けながら完成させた「シンプル・アクシデント」が、第78回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。映画は、収監され自分たちを拷問したと思われる男に復讐を果たそうとする物語。脚本は、監督の刑務所での実体験がもとになっている。パナヒ監督は2000年のベネチア国際映画祭では「チャドルと生きる」で金獅子賞を受賞。2015年、ベルリン国際映画祭で注目されたのが金熊賞を受賞した「人生タクシー」。パナヒ監督は今回、世界三大映画祭制覇を果たした。
カンヌ最高賞を受賞したイラン人のジャファル・パナヒ監督はこれまで苦難を乗り越えてきた。アムネスティ・インターナショナルによると、2009年には民兵に射殺された女学生の追悼集会に参加し一時逮捕された。2010年には反政府映画を製作したとして逮捕され、寒空に裸で屋外に立たされるなどの屈辱を受け、この経験も今回受賞した作品に盛り込まれている。レバノンメディアによると、この年のカンヌ映画祭に審査員として参加する予定だったが実現しなかった。これに世界中の映画人がイラン政府を非難。2010年に主演女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュはパナヒ監督の名前が書かれたプレートを掲げながら受賞スピーチを行い、釈放を訴えた。フランス24によると、その2日後にパナヒ監督が保釈された。今年、審査員長を務めたビノシュが最高賞を発表し、パナヒ監督と抱擁をした。現代イスラム研究センター・宮田律理事長はパナヒ監督の身の安全について「特に世界的に著名な監督に強硬な手段に出ると現体制を倒せという活動に発展してしまう恐れもあり、ある程度自由にさせている」と話す。萩谷麻衣子は「反骨精神と映画愛に溢れた監督」、杉村太蔵は「国際社会がもっとイラン政府に圧力をかけていかないといけない」とコメントした。
今年、戦後80年を迎えるが、平和を願って広島で生まれたエスキーテニスというスポーツがある。スポーツを通して平和を学ぶ姿を取材した。東広島市立龍王小学校で77年前に広島で生まれたエスキーテニスの体験授業が行われた。ルールは卓球とほぼ同じ。日本エスキーテニス連盟・東城瑞穂さんの分かりやすい指導のもと、子どもたちはメキメキ上達。エスキーテニスでは同じプレーヤーが2回連続ノーバウンドでボールを打ってはならない。エスキーテニス考案者のひ孫・宇野本翼さんは「何回も同じ人が打っていたらゲームとして面白くない。ラリーが続くのが面白いし、このルールを使っていろんな戦術が生まれる」と話した。エスキーテニスの授業は体験学習と平和学習のセットで行われる。翼さんの曽祖父・信さんは実業家として活躍する一方、120以上の特許権を持つ発明家としても知られていた。信さんは13歳だった娘を原爆症で失った。平和学習では信さんがしたためていた手記を小学校の先生たちが朗読した。娘の死から程なくして県から「原爆で廃墟になった広島の子どもたちに楽しみを与えるスポーツを作ってほしい」との依頼を受け、1948年にエスキーテニスが考案された。1949年、当時皇太子だった上皇さまが広島を訪れた際に「エスキーテニス」を体験された。広島市のシンボル・平和大通りに専用コートが設置され、広島に本社を置く自動車メーカー・マツダにも工場内に100面以上のコートがあった。4代目の翼さんは自分の使命を“原点回帰“と話す。
広島の子どもたちのために生まれたエスキーテニスをスタジオで斎藤アナと杉村太蔵が体験。杉村太蔵は「同じ人が2回打っちゃいけないというのは戦略性が生まれる。面白い」、斎藤アナは「ラリーを続けるには勝ち負けも大事だが、思いやりが大事」、萩谷は「子どもだけじゃなく、年いった人でもできる」とコメントした。日本エスキーテニス連盟によると、エスキーテニスの競技人口は最盛期に広島県内で約30万人いたが、現在は全国で約3000人に減少している。連盟を中心に小学校などで授業の平和学習とともに普及しようという取り組みが進められている。ここにきて現状打破の切り札が登場した。
エスキーテニスの普及に尽力する考案者のひ孫・宇野本翼さん。その隣には同じく小学生を指導する若者は考案者の玄孫・宇野本愛生さん。おととい、エスキーテニスの大会で史上最年少優勝を成し遂げるなど実力は折り紙付き。それだけではなく、ジュノンボーイとして15人のファイナリストに選ばれた。
日本エスキーテニス連盟理事を務める宇野本翼さんは考案者のひ孫にあたり4代目だが、エスキーテニスをPRするにあたり、芸能人など有名人が体験してくれると広まりやすいがなかなか来てくれないという課題があり、息子を芸能人にしようと思いついたという。翼さんが愛生さんをジュノン・スーパーボーイ・コンテストに勝手に応募。当初、愛生さんは怒ったが、コンテストでファイナリストに選ばれ芸能界デビュー。現在は芸能事務所に所属しながらエスキーテニスの王子様としても活躍中。愛生さんは「エスキーテニスが誇り。広めることが宇野本家の使命。平和を願うとともに、世界中に広がり五輪種目になれば」と話した。杉村太蔵は「政界、芸能界で一番テニスがうまいのは私。宇野本さんのところに行く」、萩谷は「平和や幸せは意識してないと持続できないもの。スポーツは平和じゃないとできない」とコメントした。久保田アナはきょうで番組を卒業。
大相撲5月場所で2場所連続4回目の優勝を果たした大関・大の里の、横綱昇進伝達式がつい先ほど行われた。大の里は「唯一無二の横綱を目指します」と語った。大の里は石川・津幡町出身の24歳。おととし5月場所で幕下10枚目格付け出しとして初土俵。初土俵から所要13場所、わずか2年度の横綱昇進は昭和以来最速記録。日本出身横綱の誕生は師匠・元横綱稀勢の里の二所ノ関親方が 2017年1月場所後に昇進して以来8年ぶり。
東京・江戸川区のガス爆発で10人がけがをした事故で、埋められていたガスボンベは地中60cmほどの場所にあったことが分かった。きのう江戸川区・東葛西の住宅の建設現場で、掘削作業中に爆発が起き男女10人がけがをした。事故原因はアセチレンガスのボンベが地下に埋まっていて、掘削中に穴が開きガスが漏れ引火したとみられる。事故現場から140mほど離れた場所でも天井の破損などが確認されていて、警視庁は現場検証を行いボンベが埋まっていた原因などを調べている。