経済情報について市川眞一氏が開設する。あす米国の9月雇用統計が発表される。市場予想で失業率は横ばいの4.2%。非農業雇用者数の部門では14万人増。好不況の基準とされる20万人増を6か月連続で下回ることになる。ピクテジャパン・シニアフェロー・市川眞一はアメリカの雇用について「基本的に堅調だが労働力人口の伸びが急激に細っている。移民問題が重要な論点となる中、国境警備を厳しくしている結果として労働力の供給力が減っている。事業主はなかなか雇うことができていないため、賃金の上昇と失業率が低いことなどは必ずしも連動しなくなっている」などと指摘。「円安のトレンドが終わったとは言えない」とした。