中東のサウジアラビアを訪れている齋藤経済産業大臣は24日、現地政府との間で重要鉱物の権益の確保に向けて共同で資源国への投資を検討していくなどとした覚書に署名した。日本としては資金力のあるサウジアラビアと連携し、鉱物の安定的な確保につなげる狙いがある一方、石油依存からの脱却を目指すサウジアラビアとしては日本との連携を通じて産業の多角化を図るねらいがあるものとみられる。このほか齋藤大臣はアブドルアジズエネルギー相とも会談し、原油価格の安定に向けて協力を求めるとともに、水素などの分野で技術協力を進めていくことなどを確認した。