「三井物産」はブラジルで最大規模のリチウム鉱山の開発を進める米企業「アトラスリチウム」に3000万ドル(45億円)出資して事業に参画した。この出資と共に約5年間で31万500トン(EV約100万台分)のリチウム精鉱を買い取る契約を結び、日本の電池メーカーや自動車メーカーも含めて供給を検討するとしている。一方で「三菱商事」はカナダ企業「フロンティア・リチウム」と合弁会社を設立し、リチウム鉱山の開発事業に参画することを発表し、安定的な調達が課題となっているリチウムの開発事業を強化する動きが活発になっている。