北海道経済産業局などでつくる協議会は、半導体に関する物流の課題に特化した会議を去年11月に発足させていて、きょう札幌市内で会合が開かれた。半導体の製造に用いる産業ガスや薬液などの危険物は、事故防止のため青函トンネルを使って鉄道で輸送することが制限されていて、道外からの輸送には船舶に頼らざるをえない。船舶での輸送は、半導体関連の物流で一般的なトラックに比べて所要時間の長さや物流コストの高さが課題となっている。このため、半導体関連企業や産業ガスのメーカー物流企業などが対応策を検討してきた。これまでの検討結果が報告され物流の効率化に向けてRapidusのほか、産業ガスのメーカーや物流企業など合わせて6社が共同輸送に向けた取り組みを新年度から始め、参加企業が具体的な輸送方法について検討していくことになった。