前回大会では体調を崩して出場できず落ち込んでいた若林選手。その話しをしているときに寮母さんが「原因はお前だよ、お前が走ってればよかったんだよ」とあえて活を入れたという。その言葉で若林選手は、このまま弱い自分で終われないと寮母さんへの感謝を胸に山登りに挑んだ5区は区間新記録でゴールし、前回のリベンジを果たした。2日目の復路で、青山学院と10分以上差がついた16校が一斉スタート。6区の野村昭夢選手に、原監督は終盤に東洋大学で活躍した兄に触れ激を送った。2位駒澤との差を4分17秒に広げた。7区の山内健登選手がトップのままタスキを繋ぐと、8区の塩出翔太選手が区間賞の活躍を見せた。一方シード権をかけ8区では接戦を繰り広げていた。9区の倉本玄太選手の給水係として、キャプテンの志貴勇斗選手が走った。10区の宇田川瞬矢選手は、大会記録も見える快走をみせた。シード権争いは最終10区までもつれ込んだ。そして、青山学院が2年ぶり7回目の総合優勝を果たし、大会記録も更新した。シード権争いを制したのは、東海大学を追い抜いた大東文化大学が10位で獲得した。