政府がきょう閣議決定した観光白書によると、去年1年間の訪日外国人は3687万人で消費額は8兆円余といずれも過去最高となった。日本人の国内旅行については、消費額は25兆円余で過去最高だったものの、旅行人数は延べ5億4000万人と2019年と比べて8.2%低くなっている。白書では背景に人口減少・少子高齢化があり、1人あたりの旅行回数の増加や滞在の長期化に向けた対策が必要だと指摘している。リピーターを増加させようという自治体もあえる。新潟県内でなど7自治体が企画するツアーがあり、十日町市では参加者が田植えを手伝う。仕事・作業を手伝うかわりに宿泊費が無料となり、住民の案内で観光もできる。人や地域とのつながりが深まることで帰省に近い感覚で何度も訪れてもらうことを目指している。