クラスの担任を1人に固定せず複数の教員が担う、チーム担任制が全国に広がっている。教員の心理的負担を減らし子どもたちが相談しやすい教員を選択できるメリットがある。小学校では一般的に1人の担任が朝の会から帰りの会まで一緒に過ごすのが通常。学級担任の複数で受け持つチーム担任制は自治体独自の施策で統計データはないが、都市部を中心に全国で広がり始め静岡市は今年度2校を研究校とした。竜南小学校では5年生と6年生のクラスで担任を固定せず、3学級を3人の教員で回している複数の担任がいることで児童が相談しやすい教員を選ぶことができる。若手とベテランが同じクラスを担当することで教員側のメリットもあるよう。しかし複数の教員が関わる上で新たな課題も浮き彫りになっている。教員の働き方改革と子どもたちに対するきめ細かいサポートの両立に試行錯誤している。