日本テレビのニュース番組では選挙の投票前に考える「それって本当?」と題し様々な情報をどう向き合うべきかシリーズでお伝えしている。今月行われた韓国の大統領選挙ではSNSに候補者らの偽動画が投稿され有権者の選択に影響を与えた可能性もある。どう注意すればよいのか取材。偽動画を作り出す方法は、撮影した写真を演説する人物の写真と生成AIを使い合成するだけ。しかしこれを特別なプログラムにかけると数秒でフェイクと判定。今回の韓国の大統領選では特別対策本部の職員たちはこのプログラムなどを使い韓国全土で偽動画などを監視していたというが全てを取り締まるのは困難だったという。これらの偽情報とどう向き合うのか?生成AIに詳しい国立情報学研究所の越前教授は、コメントを参照するなどの裏取りをすること、発信者の情報の確認などの必要があるとし、結局はプラットフォーマーがある程度努力し対応するのが現実的ではないかと思うとのべている。自民党は選挙におけるSNSの偽情報などへの対策としてプラットホーム側へ名誉を侵害する投稿に対する「即日削除」を促す規定を設けるなどの対策案を各党に提示。与野党の協議が続いている。