ICBM火星18型を乗せた移動式の発射台がトンネルを通過している。雪の積もった道路に止まり発射準備。いつどこでも発射できる機動性を備えていることを誇示している。北朝鮮の国営テレビも機動性と戦闘性・信頼性を確認したと報じた。4月・7月に火星18型を発射した時は発射実験と言っていたが、今回は発射訓練と表現した。実験段階を過ぎて実戦配備の準備段階に入ったことを強調しているものとみられる。しかし、弾道ミサイルの大気圏再突入技術など解決されていない課題が残っていて、これは成果を強調するための誇張された発表だという見方もある。軍事専門家は「正常な角度で発射して正確に着弾させる能力を検証してから実戦配備が可能となる」と指摘。北朝鮮はミサイル発射の映像の制作にも力を入れた模様で成果をアピールしたいためと見られる。