韓国・ソウルの若者の町 弘大(ホンデ)にオープンした鳥貴族の韓国1号店。メニュー構成は、ほぼ日本同様で全品4900ウォン(およそ530円)の均一価格で、初日から若者でにぎわいを見せた。初日の売り上げは、目標およそ60万円を上回ったという。これまで、日本の外食チェーンは、韓国市場に進出するも相次ぎ撤退していた。日本製品の不買運動が、撤退につながったこともあった。しかし、現在のユン政権で進んだ関係改善もあって日本食が再びブームとなり、本格的な日本の味の需要も高まっている。この韓国市場に挑むのが鳥貴族コリア・筒井信人さんだが、韓国では、厨房機器の輸入に規制があり日本の店舗で使用している焼き台が使えない。店の回転率にも直結するため、更なる改良を求めていた。鳥貴族が都市部で得意とするのが、同一地域に集中的に出店してドミナント戦略で、店舗同士の近さはスタッフの人繰りや物流コストも抑えられる。ホンデ地区で集中出店で、一気に認知度を高めたいと考えており、5年以内に国内で300店舗を目指すという。鳥貴族では韓国で弾みをつけ、アジア市場に加え、北米市場の開拓も狙う。