加湿器用殺菌剤を使ってから体調を崩した長女は間質性肺炎と診断された。原因不明の間質性肺炎の5年生存率は30%。間質性肺炎は通常高齢者に多い。この病院では4年前から間質性肺炎の幼児が相次いでいた。患者は11月から5月の寒い時期だけ。加湿器を使用する時期だけだがこの時は加湿器用殺菌剤は疑わなかった。新型ウイルス感染の疑いなしと国は調査に動かなかった。こうして2010年家族の長女が発症した。殺菌剤を使って2か月で娘の肺は半分以上が線維化、ステロイド剤で治療した。しかし薬の効果は見られず、入院2日後に死亡した。原因を突き止めるため肺生検をし気管支周辺に炎症があることが判明、炎症作用のある化学物質を吸ったとみられた。しかし加湿器用殺菌剤と分からず夏に間質性肺炎の患者は現れなかった。2010年9月、長女の死で悲しみにくれる一家に新たな生命が。そして冬を迎え妻に異変が。症状は娘と同じ。出産は母子ともに危険。この年妊婦の間質性肺炎が急増した。2011年4月11日命がけの出産。両肺が機能停止で肺移植が必要になった。医師は感染場所は家庭内だと分析した。
2011年4月に国が原因究明に動き出した。全国の患者の家を調査。間質性肺炎の妻は両方の肺を移植、命の危機を脱した。そしてついに原因が判明する。
2011年4月に国が原因究明に動き出した。全国の患者の家を調査。間質性肺炎の妻は両方の肺を移植、命の危機を脱した。そしてついに原因が判明する。
