渋沢ゆかりのものが残っているという七社神社。北区観光ボランティアガイド・新田潔さんが紹介「七社神社の社額は渋沢栄一が揮ごうしたもの。88歳の時に書いたもの」。渋沢直筆の掛け軸など貴重な品を譲り受けた七社神社。新札が発行される来月3日からは渋沢のシルエットを刺しゅうでかたどった御朱印が頂ける。渋沢史料館を訪問。王子駅近くを散歩すると、渋沢が落成式などに貢献した音無橋が、昭和初期に建てられ美しいアーチを描いている。1917年、渋沢の喜寿の祝いに贈られた洋風茶室「晩香盧」は、太平洋戦争の空襲を免れ当時の面影を残している。住民から慕われたエピソードを紹介。北区観光ボランティアガイド・新田潔さんが説明「昭和20年の空襲の時、地域の人々が渋沢栄一が愛した建物を燃やしてはいけないとバケツリレーで火災に遭うのを防いだという話が残っている」と語った。1931年91歳で死去した渋沢栄一。葬列を3万人もの人たちが見送ったといわれている。