揺れる福岡県議会。議長ポストをめぐってカツアゲされたと訴え出た議員が、その証拠とする音声データの鑑定結果が出た。音声データは「中尾正幸前副議長の声と同一の可能性が高い」という結果だった。音声データの改ざんの可能性については、「改ざん、編集痕は見られなかった」と書いてあった。焦点となっている音声データ。2019年10月、当時県議団の幹事長だった中尾氏から、ゴルフの懇親会費用として1000万円を要求された際に、録音したという。先週議員辞職した中尾氏は、音声データについて「記憶を思い起こしながら弁護士に相談している」とした一方、金銭の授受については「何度も言うが私はお金を受け取っていない」と述べた。きょう吉松議員は記者会見で鑑定結果を発表した。会見には金銭の授受についてこれまで文書で説明していた江藤秀之議員も出席し、「副議長就任前に中尾氏の要求に応じ500万円を手渡した」などと説明した。当時、金銭の要求を受け入れた理由について、吉松議員は「議会運営委員長に選ばれるか選ばれないかという時期ではあった。“議会運営に汗をかけ”ということばの中には“議会運営委員長になりたいんだろう”“さきざき議長になりたいんだろう”という意味合いがあるんだろうと受け取った。要求に応じなければ外されるという思いはあった」と述べた。きょうの会見では、実態を明らかにするため第三者委員会を設置するよう、県議会に求める考えを示した。藏内議長は自らを「日本でいちばん悪い男と言われている」と評している。藏内議長は、正副議長のポストをめぐる金銭授受について、重ねて否定している。自民党県議団はきょう議員総会を開催。出席者からは早期調査を求める声も出た。藏内議長は総会に出席しなかった。
