台湾総統府で頼清徳新総統を蔡英文前総統が出迎えた。頼清徳新総統は演説で「世界の民主主義国家と肩を並べ平和共同体をつくり抑止力を発揮して戦争を実力によって平和を達成すべき」と話した。頼新総統は64歳で蔡英文政権のナンバー2で副総統も務めた。新北市出身で6番目のこどもとして生まれたが父を亡くし貧しい暮らしをしていた。台湾大学医学部などを卒業しハーバード大学へ留学、修士号も取得して内科医として勤務していた。1996年に中国が台湾周辺にミサイルを発射した台湾海峡危機を目の当たりにして30代で政界入りした。親日家として知られ東日本大震災の時には台湾からの観光客が途絶えた日光市へ足を運びアピールをした。蔡英文前総統は日本、米国と連携を強化した。頼清徳新総統は継承していく旨を発言していたが拓殖大学・門間理良教授は「中国の軍事行為とグレーゾーンの脅迫は全世界の平和と安定を脅かす最大の戦略的挑戦だ」との発言について「就任演説でここまでの直接的な表現で中国批判は前例がなく怒りを買い今後さらに圧力が強まる恐れがある」とした。台湾国防部は台湾海峡で活動を確認と発表、また頼氏はこれまで独立に強い意志を示していたとし中国政府報道官は「独立仕事人の本性が丸出しになった」と酷評している。NEWS検定問題:台湾から輸入が拡大しているのは?青:パイナップル 赤:サクランボ 緑:ブドウ。