中国軍は日本時間午前6時に開始した軍事演習で台湾を取り囲むように陸海空とロケット軍などが共同作戦の実戦能力をテストし、日本時間午後7時ごろ「成功裏にやり遂げた」と発表した。軍事演習の範囲は過去2回の演習に比べ台湾本島に近い場所。演習の目的について中国軍は「国家統一のため正当で必要な行動で台湾独立勢力を震え上がらせる」と強調。一方台湾・頼清徳総統はけさ、国家安全会議を開き軍に厳戒態勢を取るよう指示し各地で対応がとられている。頼総統は軍事演習について「この地域の平和と安定を損なうものだ」と強く非難している。また台湾当局によると日本時間午前8時ごろ、台湾が実効支配する金門島周辺の離島で中国大陸から侵入しようとした人物を拘束したと発表し、軍事演習との関連がある可能性を指摘している。一方石破首相は中国軍の動きに対し「台湾周辺の平和と安全は極めて重要だ」と強調した。石破首相は中谷防衛相、岩屋外相と情報収集を実施したことを明らかにした上で「どういう事態にも対応できる体制は常に整えておく」と述べた。また先週ラオスで行った中国・李強首相との首脳会談でも「厳しく指摘し我が国の立場を述べた」と述べた。