善光寺の門前で店を営む藤田治さん。「鯉焼き」の店をしているという。長野県には祝い事の際に鯛のかわりに鯉を食べる文化があり、これにヒントを得て13年前に自ら考案した。お宝は「円空仏」。円空は江戸時代前期、日本各地を行脚しながら12万体もの仏像を制作。10年前に近所の骨董店で単なる木彫りの仏像として売られていたものだという。円空仏は過去に数百万円の高値が付いたこともあったためすぐに購入した。本人評価額は期待をこめて100万円。評価額は3000円。勝見充男さんは「まったくの偽物です。護法神といって円空の中でも荒々しい作り。偽物も多い。全体的な彫りが甘い。円空は一つ一つの彫りに読経を込めて作っている。こちらには感じられない。本物なら800万円はする」などと述べた。
住所: 岐阜県高山市丹生川町下保1553
