首都圏の関東甲信はきょうも猛烈な暑さとなり、日中の最高気温は甲府市で37.1度、さいたま市で36.2度、前橋市で35.9度、東京の都心で35度ちょうどなどと各地で猛暑日となった。熱中症の疑いで搬送される人が相次ぎ東京都内では午後3時までに47人が救急搬送されこのうち1人が重症。東京23区で先月、熱中症の疑いで死亡したのは速報値で合わせて123人だった。7月に100人を超えるのは2018年以来。屋内で亡くなった人のうちエアコンを設置していたものの使っていなかったケースが79人だった。あすの朝にかけても各地で熱帯夜が見込まれているほか、日中も厳しい暑さが予想されている。気象庁と環境省は東京の小笠原諸島に熱中症警戒アラートを発表している。外出や運動を控えて室内ではエアコンを使用するなど熱中症対策を徹底。関東甲信では大気の状態 が非常に不安定になっている。午後2時半ごろの埼玉県飯能市を撮影したNHKのスタッフによると突然、雨が屋根にたたきつけるごーという音が聞こえ30分ほど強い勢いの雨が続いたという。午後5時20分までの1時間には埼玉県が北本市に設置した雨量計で51ミリの非常に激しい雨を観測した。大気の不安定な状態は今夜遅くにかけて続くほか、あすの午後も山沿いを中心に雷を伴って局地的に非常に激しい雨が降るおそれがある。気象庁は低い土地の浸水や川の増水に警戒し土砂災害に十分注意するよう呼びかけている。