アメリカ・ワシントンから中継。3カ国の関係について岸田首相は「新たな次元に高めて行きたい」と述べ、バイデン大統領とユン大統領は共に「協調関係の新しい章の幕開け」と応じた。3人の首脳は記者会見で中・長期的な協力関係の指針となる「キャンプデービット原則」と協力の具体的な内容を盛り込んだ共同声明を発表。声明で3首脳は年に1回首脳会談を開催するなど連携強化を図る方針だという。北朝鮮や中国の動きを意識し3カ国で共同訓練を毎年実施し、北朝鮮のミサイル発射情報の即時共有など安全保障での協力強化が盛り込まれる。中国の東シナ海や南シナ海への進出を念頭に「力による一方的な現状変更には強く反対する」と表明。岸田首相はバイデン大統領の個別な会談で中国や北朝鮮などが進めるミサイル開発に対抗する為、新型の迎撃ミサイルを共同開発する事で合意した。一連の会談を終え政府関係者は「中国・北朝鮮への大きなけん制になるだろう」と手応えを語ったという。