カスピ海を眺めシルクロードの要衝として知られるアゼルバイジャンはヨーロッパ・アジア・中東の交差点として知られ、イスラム教が伝来する以前は火を崇めるゾロアスター教で知られ、火の国とも呼ばれている。旧ソ連の一部だったが、1991年のソ連崩壊後は共和国として独立し、首都バクーは世界トップレベルの成長とともに世界的イベントのホスト国としても存在感を示している。石油の算出は19世紀半ばから行われてきたが、ウクライナ情勢が悪化する中でエネルギー供給の拠点としても重要性が高まっている。プーチン大統領はアリエフ大統領と首脳会談を行っている。南にはイラン、西にはトルコがある立地で、隣国アルメニアとの「ナゴルノカラバフ」紛争も続いてきたが、成長を着実に続けている。