ブラジルでのG20サミットは閉幕した。19日、アメリカのバイデン大統領は集合写真に笑顔で参加。集合写真の撮影は期間中に通常1回だが、今回は2回行われた。バイデン大統領は初日の撮影に遅刻し、不在のまま終了したため、バイデン大統領の存在感低下を象徴しているなどと報道される事態となり、異例の2回目の撮影が設定されたとみられている。直前に開かれたAPECの集合写真でもバイデン氏が立っていたのは後ろの列の端だった。一方どの写真でも最前列に立ち存在感を示していたのが中国・習近平国家主席。19日にもドイツ、フランスを相次いで首脳会談を行いヨーロッパとの関係強化の動きをみせたほか、グローバルサウスとの連携姿勢を強調した。各国との強調を重視してきたバイデン大統領の退任を控え、国際社会は大きな転換点を迎えている。