バイデン政権からの政策の大転換を大勢の支持者にアピールしたトランプ新大統領。就任直後に行ったのはトランプ流ともいえる異例の署名パフォーマンスだった。地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の離脱やバイデン政権での78の大統領令などを聴衆の目の前で撤回。その勢いはホワイトハウスでも。トランプ新大統領は1期目の政権時に批判していたWHO=世界保健機関の脱退などに署名。さらにメキシコとカナダからの輸入品に来月1日から25%の関税を課す可能性にも言及した。就任演説では不法移民対策で「国家非常事態」を宣言し、南部国境に軍を派遣すると明らかにしたトランプ大統領。多くの移民が暮らすイリノイ州シカゴでは不法移民に対する一斉摘発が近く行われるとの見方が広がっている。米国第一主義のもと就任初日から政策の大転換を大胆に行うトランプ大統領。就任式に出席した岩屋外相は「日米関係をより高みに引き上げていきたいとその思いを強くしたところである」と、石破首相は「真摯な議論を行い信頼関係を確立したい」と述べた。石破首相は日米首脳会談について「それほど時間はかからずに日にちは決まると思う」と述べた。