トランプ大統領と石破総理の初対面で行われた日米首脳会談。渋谷氏が注目したのは今回、会談中に2人が交わした握手だった。石破総理から差し出され握手したトランプ大統領、トランプ大統領が何度か手を重ねると石破総理がさらにトランプ大統領の手を包み込み、ようやく手を離した。関西学院大学・渋谷和久教授はここに、トランプ大統領との親密度があらわれていると話す。相手によって露骨に態度が変わるというトランプ大統領の握手。実際に第1次政権のときにもそれを象徴する場面があった。就任当初から移民問題などで意見が対立していたドイツのメルケル元首相との初会談、記者やメルケル氏から握手を促されるもトランプ大統領は反応せず顔を合わせようともしない。一方で就任が決まってから真っ先に会いに行き信頼を勝ち取った安倍元総理との初となる首脳会談のときには、握手をすると手を握り続け、ようやく手を離しグッドポーズ、この間、何と19秒。今回、安倍氏ほどではないにしてもトランプ大統領と親密な握手を実現した石破総理。渋谷氏は「石破さんは5回の総裁選に挑戦し今回総理になった。トランプさんは強い人が好きなので意志が強い人という印象を受けたのでは。」などと指摘した。