2月9日月曜日、香港の民主派新聞「リンゴ日報」の創業者である黎智英氏は「国家安全維持法」により逮捕されていたが、9日の裁判で拘禁刑20年の判決を受けた。香港で報道の自由の重要性を訴え続けてきた黎氏は、当局の締付けが強まる中でも中国政府に批判的な報道を続けていた。2019年に香港で大規模なデモが発生すると、翌年中国政府は外国勢力と結託し国の安全に危害を加える行為等を処罰する「国家安全維持法」を制定。裁判所は黎氏について「アメリカの政治家との面談を通じ、中国への制裁を外国へ呼びかけた。リンゴ日報の記事には中国政府への憎悪をかき立てる狙いがあった」などと認定した。安田菜津紀は「言論活動を政府への憎悪だとすり替えて罰していくのは、見せしめの人権侵害以外の何物でもない。批判のない社会はもろいものでもあり、報道・言論の自由はその社会がどれだけ民主的かの大切な指標」などと語った。
