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「香薬師像」 のテレビ露出情報

盗難事件から70年、右手だけが見つかったきっかけは、美術館のパンフレット。その記事によると、盗難から5か月後の昭和18年8月、衆議院議員の田万清臣が奈良警察署に保管されている香薬師像の右手を見に行ったという。記事には、「香薬師像はこの年の3月に盗難に遭い、過去の盗難で切断された右手だけが残された」と書かれていた。香薬師像複製のための型取りをした彫刻家・水島弘一の孫の太郎によると、昭和17年の型取りの際、香薬師像には右手がなく、弘一がつくって本体につけたという。本体と右手は盗難前から別々にあり、本物の右手は奈良警察署に一時的に保管されていた。その後の行方はわからないまま。東京藝術大学名誉教授の水野敬三郎は、新薬師寺を訪れた際、20年前に香薬師像の右手を見たことがあると証言した。昭和31年、水野が使っていたノートには、「佐佐木茂索宅」で右手を見たと記されていた。佐佐木茂索は、複製製作の費用を出した人物。右手が渡った理由は定かではないが、佐佐木茂索の死後、右手は鎌倉の寺に寄贈されていたことがわかった。ジャーナリストの協力により、行方不明から70年後、右手は新薬師寺に返還された。現在、右手は奈良国立博物館で保管されている。文化庁の検査で、1300年前に使用されたと考えられる銅の成分が検出。本物であることが明らかになった。2度目の盗難後に撮られた中指が欠けている香薬師像の写真の右手とほぼ一致。新薬師寺の住職は、この番組をきっかけに、新たな情報が寄せられることを期待しているなどと話した。現在行方不明になっている国指定の重要文化財の数は、135。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年7月21日放送 20:15 - 20:45 NHK総合
名宝消失(名宝消失 新薬師寺・香薬師像)
奈良・新薬師寺は平城京遷都の前に作られた名宝の仏像「香薬師像」が安置されていたが、82年前にこの仏像は忽然と姿を消す形となった国宝となりうる存在との話も聞かれたが、3度に渡り盗難被害にあったという。その後、失われた仏像は右手だけが見つかったという。

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