東京都議会の議場に立った小池知事。国会に立った岸田総理大臣。あすの通過を目指す政治資金規正法改正案、「具体的なルールはこれから作る」と答弁。立憲民主党・蓮舫参議院議員を含め、東京都知事選挙への出馬を表明しているのは過去最多の32人。小池百合子知事はきょうも出馬表明はなかった。今日、国会では岸田総理大臣出席のもと質疑が行われた。自民党の裏金事件を発端とする政治資金規正法の改正について。政策活動費について、自民党は日本維新の会の案を受け入れ「10年後に領収書を公開する」とした。立憲民主党・岡田克也幹事長が「自民党が黒塗りの範囲を決めるとなったら公開した意味が無くなる」と質問、岸田首相は「公開に向けた具体的なルールはこれから作っていく」と答弁。自民党は政策活動費の支出を監査する独立機関を設置するともしている。改正案は委員会で可決、あす衆議院本会議で採決される。会見で日本維新の会・藤田文武幹事長は「今回成立する制度設計が完成すれば不透明にお金を配りまくる政治のあしき慣習が一掃できる」、立憲民主党・安住淳国対委員長は「政策活動費の10年後の開示は改革の名に値しない」と述べた。