自民党・森山幹事長は無所属で立候補して当選した西村康稔氏、世耕弘成氏、平沢勝栄氏、萩生田光一氏に自民党と無所属議員で作る会派に入るよう打診した。きのう、葛飾区で当選報告をした平沢勝栄氏。平沢氏は衆院選では政治とカネの問題を受けて、自民党を非公認となり、無所属での出馬となっていた。その平沢氏のもとに、きのう自民党から連絡があったという。森山幹事長は平沢氏の他、西村氏、萩生田氏、世耕氏の4人に自民党と無所属議員で作る会派に入るよう要請。4人は了承したという。また、無所属で立候補し、自民公認議員と争って当選した三反園訓氏と広瀬建氏の2人も自民党の会派に入れる予定。政治ジャーナリストはこうした動きについて、国会内で数を確保することが最大の狙いだと指摘する。今回の選挙で自民党が獲得した議席は191。6人加わると国会内で活動する自民党会派は197人となり、公明党と合わせて221人となる。それでも過半数まで12人足りない状況。多数は形成の動きは活発化している。立憲民主党の野田代表はきのう、維新・共産と相次いで党首会談を行った。国民民主党の玉木代表は党首会談を断ったという。決選投票には石破氏、野田氏が進むことが見込まれている。玉木氏は事実上の石破氏総理選出を容認する方針を明らかにした。総理大臣指名選挙は11月11日の見通し。