きょう、台湾の頼清徳総統が就任から1か月になるのを前に、記者会見を開いた。就任以来、繰り返してきた自らの主張について、「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない」などと述べた。頼総統の主張は、「台湾と中国は別だ」という考え方に基づくもので先月20日の就任式演説に盛り込み、その後も繰り返し言及している。これに対し、中国は強く反発し、就任式の3日後から台湾周辺で大規模な軍事演習を展開した。馬英九元総統も「台湾海峡両岸の関係に不利だ」と批判するも、頼総統のきょうの発言は、批判を受け付けないことを示した。