備蓄米随意契約に関する詳細を小泉農相が発表し、コメ価格高騰に対応する新チームに訓示。備蓄米の随意契約での売り渡しについて詳細をみていく。価格はこれまでの平均落札価格の半額程度としていて、単純換算で5キロ963円になり、店頭販売価格は5キロ2160円程度。放出される30万トンの備蓄米は令和3・4年収穫のもので、随意契約の対象は年間1万トン以上コメ扱えるネット通販など含めた大手小売業者。今回放出する備蓄米は早ければ来月上旬にも店頭に並ぶ。きょうは業者向けオンライン説明会も開催。農林水産省はきょうから希望する業者からの申請受け付け「契約成立した業者から順次備蓄米を引き渡す」としている。消費者からは「おいしいのかも問題」、生産者からは「備蓄米は古いお米だし、5キロ2000円はやむを得ない」、卸売業者からは「店頭に並べるまでの作業が円滑に進むかが課題」などの意見も。石破首相は「消費者の不安が払拭されることを期待している」などとコメント。一方随意契約で売り渡される前の備蓄米を含むコメの販売平均価格の推移は、5月12日から18日の最新で4285円と、前週比17円増加し2週連続過去最高。