高千穂あまてらす鉄道は廃線となった線路2.6キロをカートで走行する車両。高千穂にはかつて延岡までつなぐ高千穂鉄道が走っていた。山間に暮らす人達の貴重な交通手段だった。赤字経営が続く中、2005年には台風で大きな被害が発生。復旧する目処が立たず廃線となった。高千穂鉄道の運転士だった齊藤拓由さんは廃線になった後、福岡の鉄道会社に転職。しかしその立場を捨て、5年前高千穂に戻ってきた。単身赴任で給料が下がったが、高千穂鉄道への思いを捨てられなかった。鉄道復活は容易ではないが、齊藤さんや地元の人々は夢を諦めてはいない。