アメリカ消費者物価指数について内田さんは「食品のインフレはやわらいだ一方でエネルギーの下落幅が縮小した結果、ヘッドラインの伸びが前年比3.4%に加速。モノのインフレはおさまりつつあるがサービス価格のインフレが前年比5.3%と高止まり。住居費が6%台。気がかりなのが住宅価格の動き。住宅価格が上昇してくるとCPIにも上昇圧力がかかる可能性が高くなる。現状は市場年内5~6回の利下げを織り込んでいるがCPIを見る限り市場の見方が修正を迫られる可能性が高くなる」などと述べた。森田さんは「世界的なサプライチェーンに関わるリスク要因が待ち受けている。中南米で重要になるパナマ運河、これが例年より推移が低い。運送の時間的、金銭的コストがかかる可能性がある。紅海で攻撃を受けるなかで南米の喜望峰に迂回するとこれも時間的、金銭的コストを高める。あすに迫った台湾総統選挙。仮に中台で軍事的な緊張が高まることがあればサプライチェーンのあり方に疑問を投げかける」などと述べた。
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