豊臣秀吉が愛した日本刀作りを受け継ぐ刀鍛冶の茂木さんの鍛冶場を見学する。刀は、砂鉄を木炭の火力で精錬する「たたら製鉄」で作られる玉鋼から作られる。玉鋼をせんべい状に潰して冷やす「水へし」を行い硬い鋼と柔らかい鋼に選別する。続いて選別した鋼を塊にしていく「積み沸かし」。再び炉で熱し叩いて固める。これを約1300℃まで熱し、叩いて不純物を取り除く「鍛錬」を行う。弟子が叩く槌のことを「向槌」というが、師匠が叩く槌のことは「相槌」と言う。向槌が打つペースや場所を指示する「相槌を打つ」の語源だという。このあと、平たくうち伸ばした鋼を2枚に折り返して再び延ばす。これを繰り返すことでより硬く粘り強い鋼になるということ。その鋼を使って行うのが「造り込み」。柔らかい心鉄を皮鉄で包み1つにしていく。続いて再び熱し、棒状に打ち延ばして刀の形に仕上げていく。さらに日本刀を強靭にするため、特殊な粘土を厚みの差をつけて塗り刀身を高温で熱して急冷する。すると厚みの境界線が焼けた部分が刃文になるのだという。正宗は高温で焼くため刃文が大きくなるのが特徴。美しさと強さに関わる特に重要なポイントだという。仕上げに刀身を研磨し日本刀が完成する。1本の刀が完成するまでに20日以上、こしらえを含めると日本刀として完成までに1年以上かかるのだという。
住所: 京都府京都市東山区高台寺下河原町526
URL: http://www.kodaiji.com/
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