- 出演者
- 城島茂
鎌倉で有名人が通った老舗の匠さんを調査。
小泉純一郎元総理が通った老舗中華「二楽荘」。昭和9年創業で、上海から料理人を招きフカヒレなどの海鮮料理を中心に提供したのが店の始まり。以来鎌倉の地で92年間地元の人たちから愛されてきた。小泉元総理が通った中華料理店の匠・四十八願勉さん。初めての来店は約40年前の厚生大臣として初入閣した頃。当時は2階が畳の座敷だったので、円卓で何回か来店したという。
クイズ「小泉元総理が好んで食べていたこの店の名物は何でしょうか?」。正解は「えびの汁そば」。濁らないよう国産若鶏を煮立たせず、じっくりとうまみを引き出した二楽荘こだわりの透明スープに、細ちぢれ麺をあわせた上海風の汁そば。若鶏のうまみとプリプリのえびが 相性抜群の一品。料理長は「色んな方にお会いしてるんですが緊張しました。カッコよすぎて」などと話した。小泉進次郎氏も、地域の青年部の会合で来たことがあるという。
中華・二楽荘のメニューからクイズ。「ちょっと変わった形をした二楽荘の名物土産とは?」という問題が出題された。正解は「花シュウマイ」。約90年前に初代料理長が考案した。鎌倉文士に愛され、度々小説などにも登場している。門外不出の味付けをした肉ダネを花の形に包み蒸し上げる「花シュウマイ」。クイズに正解した平子さんが試食した。
中華・二楽荘の「花シュウマイ」の包み方をテレビ初公開。宙に浮かせ回しながら皮にひだを付けていく。逆さまにして先端にひねりを作る。リーダーが花シュウマイの包み方に挑戦したが上手くいかなかった。四十八願勉さんは花シュウマイについて「我々の歴史であり力」と話した。
一行はジョン・レノンが訪れた老舗喫茶店「イワタコーヒー店」を訪れた。小町通りの入口で開店し、81年間同じ場所で営業を続けている。50年ほど前にジョン・レノンとオノ・ヨーコが訪れたとのこと。ジョン・レノンが座った席に案内してもらい、注文したというブレンドコーヒーをいただいた。創業当時から変わらぬ布を使ったネルドリップ方式で抽出している。
創業から81年、ジョン・レノンがオノ・ヨーコと訪れたというイワタコーヒー店の超人気メニューは厚さ3.5センチのホットケーキを2枚重ねたホットケーキ。このホットケーキを焼き上げるのは齋藤仁智さん。温度調節が大切だという。銅板で蒸し焼きにし、周りを整えたら完成。試食した平子祐希は「クラシック」などとコメントした。お店にとってホットケーキは「長年一緒に戦い続けてくれるスタッフ」のようなものだということ。
JR横須賀線の踏切近くにある「正宗工芸美術製作所」を訪れた。約800年続く刀剣の技術を今に伝えている。日本刀の匠・茂木一廣さんによると、鎌倉でずっと刀を作り続けている一族なのだという。茂木さんの師匠・山村綱廣さんは北条家に仕えていた刀鍛冶の24代目。日本刀の起源は古墳時代で、朝鮮半島から製鉄技術が伝わり日本でも刀剣が作られるようになった。その後平安時代に日本刀の原型が生まる。今の神奈川県で五大流派のひとつ、相州伝が誕生。これを完成させたのが初代の五郎入道正宗だという。その正宗の刀を太閤・豊臣秀吉が愛し、刃文が大きく見た目が美しい「正宗」を珍重。配下の武将に恩賞として与えたという。
豊臣秀吉が愛した日本刀作りを受け継ぐ刀鍛冶の茂木さんの鍛冶場を見学する。刀は、砂鉄を木炭の火力で精錬する「たたら製鉄」で作られる玉鋼から作られる。玉鋼をせんべい状に潰して冷やす「水へし」を行い硬い鋼と柔らかい鋼に選別する。続いて選別した鋼を塊にしていく「積み沸かし」。再び炉で熱し叩いて固める。これを約1300℃まで熱し、叩いて不純物を取り除く「鍛錬」を行う。弟子が叩く槌のことを「向槌」というが、師匠が叩く槌のことは「相槌」と言う。向槌が打つペースや場所を指示する「相槌を打つ」の語源だという。このあと、平たくうち伸ばした鋼を2枚に折り返して再び延ばす。これを繰り返すことでより硬く粘り強い鋼になるということ。その鋼を使って行うのが「造り込み」。柔らかい心鉄を皮鉄で包み1つにしていく。続いて再び熱し、棒状に打ち延ばして刀の形に仕上げていく。さらに日本刀を強靭にするため、特殊な粘土を厚みの差をつけて塗り刀身を高温で熱して急冷する。すると厚みの境界線が焼けた部分が刃文になるのだという。正宗は高温で焼くため刃文が大きくなるのが特徴。美しさと強さに関わる特に重要なポイントだという。仕上げに刀身を研磨し日本刀が完成する。1本の刀が完成するまでに20日以上、こしらえを含めると日本刀として完成までに1年以上かかるのだという。
豊臣秀吉が愛した名刀「政宗」、匠が作った完成品を拝見する。城島茂は「本物だけが輝き放つすごみがありますね」などとコメント。茂木さんの師匠は直刃が得意だったという。一箇所でも温度が違うと刃文が上がったり下がったりするため、直刃で作るのはとても難しいということ。茂木さんの師匠が作る刀は300万円ほど。茂木さんが同じものを作るとしたら150~200万円で承っているということ。茂木さんにとって日本刀とは。茂木さんは「1000年前に作ったものが今我々も見ることができる。1000年後に残ったとしたら、めちゃくちゃロマンじゃないですか」と語った。
鎌倉で有名人が通った老舗の匠さんを調査した。城島茂は「鎌倉一つとってもロケやったら気がついたら“かー真っ暗”ってなるくらい…なまくらでしたね」などと話した。
エンディング映像。
