出動が相次ぐ山岳救助隊を同行取材。2日後に“山の日”を迎えるこの3連休ははじめて富士山を登る人も多く登山客はピークに達していた。この日の山頂付近は午前5自で2.4℃、山梨側ではきのう8合目付近を下山中の男性(55)が体調不良を訴え意識を失った。同行していた妻が山小屋に救助を求めるもその後死亡が確認された。富士宮ルート9合目の山小屋には静岡県警の山岳遭難救助隊が常駐、登山客数がピークの今は救助要請も増加している。夏休みのこの時度々見受けられたのは高山病の疑いで体調を崩す子どもで、この救護所では去年診療した約3割が20歳以下だった。天気の急変にも注意が必要で油断していると天気は突然変わる。悪天候の中70代くらいの男性が山頂で行動不能だと救助要請がはいった。十分な装備をしていたにも関わらず低体温症とみられる症状で受け応えができないほど衰弱、そのため隊員が背負い別の退院が補助しながら搬送しようと試みるが時折台風並みの強風が吹き荒れた。他の隊員と交代しながらなんとか男性を山頂の神社まで搬送。男性はブルドーザーで5合目まで搬送し救助隊と一緒に下山、病院に搬送された。悪天候のときは登らないことが大切となる。