神田祭と深川祭と並び江戸三大祭りに数えられる山王祭。江戸城への入域も認められ将軍も上覧拝礼した幕府の御用祭だという。その氏子地域は永田町や麹町など上町と呼ばれるエリアから銀座や八丁堀の下町のエリアまで70か町にも及ぶ。6月8日の土曜日は上町上神輿が宮入り、6月9日の日曜日は下町連合渡御で日本橋などを練り歩き高島屋の中まで入って神輿を掲げる様は圧巻だった。6月7日は神幸祭で神社の職員や氏子の数百人が王朝装束を纏い、1日かけて都心の氏子地域を歩いている。その距離は約23kmで都心が丸ごとタイムスリップしたかのようになる。そんな神幸祭で注目なのが山車人形で、先頭を切るのが天下泰平のシンボル「諫鼓鶏」。政治に不満がある時に民衆が鳴らすはずの太鼓が平穏で撃たれる事がなく太鼓は鶏の遊び場になったという中国の古寺に由来している。氏子の1人でウナギ屋さんの板長である遠藤さんは神幸祭の宰領を務めた事もある。令和初の神幸祭は6月7日の金曜日にスタートする。
住所: 東京都中央区日本橋2-4-1
URL: http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/
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