自民党総裁選挙は告示まで3日となる中、高市早苗経済安全保障担当大臣が、立候補会見を行い、総合的な国力の強化を訴えた。高市大臣は、日本列島を強く、豊かにをスローガンに、積極財政路線に立った経済政策の重要性を訴えた。高市氏は会見で、戦略的な財政出動で、雇用と所得を増大し、強い経済を支援すると強調した。具体的には、食料安全保障やエネルギー資源安全保障など、さまざまなリスクを最小化するための研究開発や、強化する成長分野への積極投資を通じて、強い経済を実現するとした。さらにインテリジェンスに関わる関係省庁の司令塔としての内閣情報局の設置など、令和の省庁再編も掲げた。また、自衛官の名誉と誇りを守り、実力組織として揺るぎない位置づけとするとして、憲法改正を目指す考えを改めて強調した。さらに、選択的夫婦別姓については、まずは婚姻前の氏を通称使用できるような法律を成立させたいと消極的な姿勢を示した。