東京都心の新築マンションの平均価格が、1億3000万円を超える中、フラット35の融資の限度額は現在8000万円に設定されているが、国土交通省が物価高対策の一環として引き上げる検討に入っていることが分かった。おととしの2月に、変動金利で6500万円借り入れ、35年返済期間で新築マンションを購入したという40代の男性。月々162017円の返済額。利息の支払いの割合が倍以上に増えたとのこと。変動と固定の差は縮まってきている。住宅ローンには急激な負担増加を防ぐために5年間、返済額が変わらない5年ルールがある。今年4月-9月に発売された東京23区の新築マンション平均価格は1億3309万円。前年同期比で20.4パーセントアップ。フラット35は、最長35年の固定金利で100万-8000万円の借り入れが可能。7-9月のフラット35の申請数は1万4223戸。前年同期比で1.5倍以上。融資限度額が引き上げられれば20年ぶり。専門家は、高市総理にはある程度の年収の人たちも住宅を買えるようにしてほしいという。
