高市総理大臣の外交日程について、政府内ではいいスタートが切れたと、安どの声が広がっており、政権幹部の1人は、外交経験の少なさを指摘する声もあったが、払拭できたと手応えを口にしていた。また、会議の合間には、各国首脳にみずから積極的に話しかける場面もあり、高市流のコミュニケーション術もかいま見えた。ただ、トランプ大統領に伝えた防衛力の抜本強化や中国との間の懸案事項の解決などに、今回の成果をどうつなげられるか、真価が問われるのは、まさにこれからといったところだ。来週の4日からは国会で代表質問が始まる。総理周辺からは、国内の厳しい状況は変わらないので、丁寧に意見を聞く姿勢で臨みたいと話しており、代表質問とそれに続く予算委員会では、安全運転の答弁になる。一方、野党側は一連の首脳外交についても、十分な検証が必要だとしているし、物価高対策や政治とカネの問題などで、高市総理の姿勢をただす方針。衆参両院で少数与党という状況は変わりませんので、政府与党としては物価高対策の裏付けとなる補正予算案を成立させる際も、野党の協力が不可欠だ。帰国後は早速、内政での指導力や調整力が試されることになる。
