政府や石油業界は原油調達先の多角化を急いでいる。高市総理はトランプ大統領との会談で、アメリカ産原油の生産拡大に日米で取り組もことを提案した。アラスカ油田での開発が想定されており、増産分を日本が調達し、日本で共同備蓄することを検討している。ただ、市場関係者によると、「増産には早くても6~10年かかる」といい、今回の供給不安への対応には間に合わない。また経済産業省幹部によると、ベネズエラなどに接触しているという。ただ、原油は産地によって含まれる成分が異なり、国内の製油所の大半は中東産の「中質油」に合わせた設備となっている。ベネズエラは「重質油」で日本で精製するには新たに設備投資が必要となる。
