韓国・安東の中継映像。日韓首脳会談の成果について政権幹部は近年であまりないほどの友好な日韓関係が構築できたと強調した。中東情勢の緊迫化が長引くことに備え、日韓両国のエネルギー安全保障を強化するために危機の際には両国が精製するガソリンなど石油製品の融通といったエネルギー分野の協力の具体化に向けて「産業・通商政策対話」の創設で合意した。日韓はこれまで通貨スワップ協定を結び日韓財務対話を行っているが、エネルギー安保でも危機に備える枠組みが立ち上がったことで日韓関係の強固さを象徴するものだと言える。米中首脳会談についての議論もあった。 米中首脳会談後、それぞれトランプ大統領と電話会談したことを踏まえ、アメリカからの情報を共有、中国や北朝鮮に対する抑止力を3カ国で強化していくことを確認した。韓国側は国賓に準ずる最高級の対応で高市総理を迎えた。安東は李大統領のふるさとだ。会談後、世界遺産「河回村」を視察し、在日韓国人ピアニストの演奏など友好ムードを演出に心を砕いていた。韓国メディアも今回の会談について「日韓関係を未来志向にさせる契機」と評価している。韓国のおもてなしの理由の1つは、米韓同盟に最近隙間風が吹いていること。韓国ネット通販最大手クーパンの個人情報流出を巡り双方が批判し合う事態になっている。また安保分野でも韓国政府がアメリカから共有された北朝鮮の核関連施設の情報を了解なく国会で答弁したとして米国が情報提供を制限したなどだ。李大統領にとって米国・トランプ大統領と強固な関係を結びつつある高市総理の重要度が韓国側にとっても高まっている。高市総理の外交課題は、高市総理は来月フランスでG7でイラン情勢をめぐり対立している米国とヨーロッパの橋渡しを担えるかだ。議長国のフランス、これまでトランプ大統領に理解を示していたイタリア・メローニ首相も中東情勢をめぐる米国の対応には反発している。中国・習近平国家主席とロシア・プーチン大統領はきょう北京で中露首脳会談をおこなう。米欧の警戒感が高まっている。高市総理が掲げる自由で開かれたインド太平洋の進化に向け日本がG7で議論をリードして結束したメッセージを打ち出せるかが問われている。
