日本時間午前3時過ぎ、レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級の決勝に、日下尚が登場した。対戦相手は、カザフスタンのジャドラエフ。第1ピリオドは、相手に先制点を与えてしまい、前に出ても相手にかわされ、いい形に持ち込めなかった。日下尚が消極的として、相手に1ポイントが与えられ、背後をとられた状態から再開となった。このピンチをしのぎ、2ポイントのリードを許して、第1ピリオドを終えた。第2ピリオドは、開始早々に強烈な圧力から、相手の背後をとって同点に追いついた。日下尚の投げが認定され、2点を追加し4-2で逆転した。日下尚はその後も攻め続け、ポイント差を広げた。5-2で、日下尚が勝利し、金メダルを獲得した。シドニー五輪のあった2000年生まれの日下尚。名前は、金メダリストの高橋尚子が由来。3歳からレスリングを始めたが、目立った成績は残せなかった。並行して相撲を始めると、全国大会に出場するなど頭角を現した。高校入学後に、レスリング一本にかけた。相撲の経験を活かして、レスリングでも頭角を現すようになった。相撲の押し出しのように、相手を輪の外に押し出す「相撲レスリング」で日本代表となり、オリンピック出場を決めた。日下尚は、このために小さいころからきつい思いを乗り越えてやってきた、優勝できてよかったなどと話した。
住所: 香川県高松市福岡町4-36-1
URL: http://www.taka-spo.or.jp/sou1.html
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